統計ER

R, EZR, SPSS, KH Coder を使ったデータ分析方法を紹介するブログ。ニッチな内容が多め

SPSS でフリードマン検定を行う方法

SPSS で対応のある多群のノンパラメトリック検定である、フリードマン検定を行う方法

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概略

分析メニューのノンパラメトリック検定 → 対応サンプル というメニューから行う

対応サンプルのメニューを開いた後に、解析する変数を選択し、検定の種類を選択するという流れになる

手順

以下、手順をスクショとともに説明していく

1.分析 → ノンパラメトリック検定 → 対応サンプルを選択する

2.フィールドタブで、検定フィールドに、反復測定値の変数を投入(例では、3 回測定なので、3 つの変数を投入)

3.設定タブで、分布の比較 → Friedman (フリードマン)にチェック

複数の比較は、すべてのペアごとにしておく

実行をクリックすると結果が表示される

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結果の読み方

「対応サンプルによる Friedman の順位付けによる変数の双方向分析の要約」という表が見るべきメインの表

黄色ハイライトのとおり、統計学的有意で、いずれかの群(時点)が異なることが言える

ペアごとの比較(多重比較)の結果は以下のとおり

CDratio1 と CDratio3、CDratio2 と CDratio3 がいずれも統計学的有意に異なるという結果であった

調整済み有意確率とある有意確率のほうが、Bonferroni 調整が行われている P 値である

まとめ

SPSSフリードマン検定と多重比較を同時に行い、結果の見方を解説した

何らか参考になれば