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R, EZR, SPSS, KH Coder を使ったデータ分析方法を紹介するブログ。ニッチな内容が多め

IPTW Cox 回帰を R で行う方法

IPTW 逆確率重み付け Cox 回帰を R で行う方法

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IPTW Cox 回帰の前提

IPTW に関しては、こちらの記事を参照

toukeier.hatenablog.com

IPTW はすでに作成済みというところから始める

IPTW は、EZR で作成するのが簡単なので、EZR を使うことをお勧めする

以下の記事が参考になる

toukeier.hatenablog.com

toukeier.hatenablog.com

IPTW Cox 回帰を実行する

IPTW は、weight.ATE.GLM.1 という変数名で作成されているとする

coxphw パッケージをインストールする

install.packages('coxphw')

coxphw パッケージを呼び出して、coxphw 関数を用いて IPTW Cox 回帰を計算する

caseweights に IPTW を指定する

library(coxphw)

CoxphwModel.1 <- coxphw(Surv(Days, Survival)~Anthracyclines, 
caseweights=ElderlyAML$weight.ATE.GLM.1, 
data=ElderlyAML)

summary(CoxphwModel.1)

結果は以下のとおりに計算される

Anthracyclines とある行が、IPTW で調整された、Anthracyclines のハザード比の計算結果である

exp(coef) とある 0.3571898 がハザード比である

95% 信頼区間も計算されている

lower 0.95, upper 0.95 と書いてある数値である

p は、0.05 未満で、統計学的有意である

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まとめ

IPTW で重み付けをして、交絡因子調整を行った Cox 回帰を実行する方法を紹介した

IPTW は作成されているとして、R の coxphw パッケージを使用すると簡単に計算できる

参考になれば