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該当数を合計スコアにしていいのか?

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尺度の問題は闇が深い。

何の気なしに、該当個数を合計スコアにしてしまうことが多いが、本当にそれでいいのか?

 

 

質問

10項目から構成されているチェックリストからスコア(該当が1、非該当が0)を計算すると、0から10までになる。

この該当項目数と連続変数であるQOL指標との相関関係をSpearmanの順位相関係数で検討したが、論文査読者から指摘が入った。

間隔尺度で直線的な関係であればPearsonでもOKと思うが、今回の検討のように順序尺度あるいは間隔尺度であっても曲線的な関係が想定されればSpearmanと認識していたがどうなのか?

 

2)チェック項目該当数とQOLの関係をSpearmanの順位相関係数を用いて検討していますが、該当数を間隔尺度として扱うことに無理があると考えます。統計学的な検討が必要です。

 

回答

二つ考えられる。

1.論文査読者はSpearmanの順位相関係数を誤解している。

2.そもそも、該当を1、非該当を0として、合計を出していいのか?と問われている。

 

1.の場合は、Spearmanの順位相関係数を説明する必要がある。論文査読者のレベルが非常に低いことはままある。

2.の場合は、先行文献があればそれを示して、合計スコアを計算することは問題ない旨示す。

実は、2のほうが難問だ。該当を1点としてよい証明はできないからだ。2点だって、いいだろ?それぞれが同じ1点で本当にいいのか?など、弱いところはたくさんある。

これは統計学的に検討できない。なぜなら学問分野の知識が必要になるからだ。統計学は数学的な根拠を与えるだけで、数字の意味合いは学問領域が決めるからだ。